フルオーダー

フルオーダーイメージ壁用電源プレート

 お客様にご用意頂いた図面をもとに行うフルオーダーを承っております。アルミ加工、ネットでのご注文などはじめての方にとっては数々の不安があるかと思いますが、アルミプラスでは、あなたとの打ち合わせの段階で不明な点は一つ一つクリアし、完成品ができる状態ではじめて製作に取りかかります。これまでに数多くの個人様のお仕事をさせて頂いておりますので、最適なご提案も出来るかもしれません。

フルオーダーのページでは、アルミ加工をするためにお客様にして頂く準備のご説明・アルミプラスの加工の流れとアルミプラスで行える大きさ、削り精度についてご案内させて頂いております。

お客様にして頂く、お見積もりまでの流れ

はじめに作りたいものをまず図面に。

 作りたいというものが決まりましたら、まずはじめに行うことは図面を書くことです。初めての方には少し戸惑いもあるかと思いますが、まずは思ったように描いてみて下さい。正面から見た図、上面から見た図、側面から見た図があれば十分です。図面には「ここの箇所はどこに使われる」や「○○が入るなど」コメントも書いて下さると精度の予測も出来ますので出来るだけ詳しく記載して下さい。

 お見積もりの際に図面はチェックさせて頂きます。図面上に加工上の不具合や不明な箇所がありましたらお知らせ致しますのでご安心下さい。

通常の図面は第三角法という製図の技法で描きます。この技法で製図して頂くのがベストです。第三角法につきましては今後コンテンツでご説明致します。

製図が出来る方は通常の第三角法でお願い致します。

材料を選びましょう。

 使用目的を考えてアルミの材料を選択して下さい。(アルミ以外の加工はアルミプラスでは出来ませんのでご注意下さい。)アルミ材の種類などの詳しい特性に関しましてはアルミ道具箱にある材料選びのポイントでご紹介しています。

必要な個数はいくつですか?

 アルミプラスでは1個から承っていますので、個数が少なくても安心です。また、個数が多い場合には割引もありますので一つ余分にお作りするのも良いかもしれません。(たまにオモケもあります。)

これでお見積もりの準備は整いました。

 以上の準備でお見積もりに必要なことは揃いました。お客様からのお見積もりのご依頼をお待ちしております。

アルミプラスでの加工の流れ

材料手配・加工プログラム作成。

 お客様からご注文頂いた段階で、材料手配、図面の確認・加工プログラムの作成を行います。ここで、加工上の不具合などのチェックを行い、不具合がありましたらお客様にご連絡を差し上げます。

加工準備(外形加工と加工段取り)

 材料の外形取りなど加工に必要な準備を行います。材料屋さんから仕入れた材料側面はノコ刃の跡がついた状態です。アルミプラスでは通常汎用フライスを使って材料側面を削り整えます。その後、使用する加工機に必要な工具、治具などを取り付けて加工の準備を行います。(これを加工段取りといいます。加工段取りは加工面毎に行います。6面加工であれば6回の加工段取りを行います。)

その他、特別に加工用の治具が必要な場合はその都度製作を致します。

本加工

 先に作成したプログラムをもとに本加工に入ります。加工検査はその都度行います。

仕上げ

 本加工終了後、各箇所の仕上げを行います。

 アルミは非常にデリケートな素材のため、材料には仕入れ段階で多少傷がついております。通常アルミプラスでは、傷が入っている場合はペーパーによる仕上げを行っています。外観部品等でペーパー仕上げをご希望にならない場合は、最終的にフライス加工で削りだす作業も行っています。

アルミプラスで取り扱える大きさ、削り精度について

 アルミプラスで加工のお取り扱いが可能な大きさは、厚み100×長さ400×幅200(単位はミリ)となっております。これ以上の大きさは加工が出来ない場合がございます。

  アルミプラスでは円筒形状の製作はできません。円筒形状のシャフトやスペーサーは旋盤加工が必要となります。旋盤加工業者様にお問い合わせください。アルミプラスでできる加工は基本加工例をご参考にして下さい。また、ジャンル別製作例お客様ご使用例もご参考になるかと思います。

下表は特にお客様からご指定がない場合に、アルミプラスで行う加工精度です。

削り加工寸法の普通許容差(JIS B 0405(1991)より抜粋)
公差等級 基準寸法の区分
記号 説明 0.5以上
3以下
3を超え
6以下
6を超え
30以下
30を超え
120以下
120を超え
400以下
400を超え
1000以下
m 中級 ±0.1 ±0.1 ±0.2 ±0.3 ±0.5 ±0.8