機械設備

NC制御盤の様子

 アルミプラスできることは「削る」「穴をあける」です 。この加工を実現する主な機械設備は、フライス盤とマシニングセンターです。フライス盤は工具が1本のもので、マシニングセンターは何本かの工具がついているものです。そのためマシニングセンターは段取りの効率がよく生産性も高い機械です。

 フライス加工は、刃物が回転して固定された材料をを削るという仕組みで行われます。これとは逆に固定された材料が回転して刃物で削る方法を旋盤加工と言います。この加工は主に円柱形状のものに適しており、一方アルミプラスで出来るフライス加工は角形状のものに適しています。

マシニングセンター

FANUC社製のRobodrill

 アルミプラス主力のFANUC社製のRobodrillです。14本の工具が搭載可能です。PC接続によりDNC運転(注1)をしており、生産性と技術向上の実現を可能にしています。

 3次元CAD/CAMとRobodrillの組み合わせで特に曲面(3次元)加工では優れた力を発揮します。

FANUC社製TAPE DRILL MATE

 同じくFANUC社製TAPE DRILL MATEです。10本の工具が搭載可能です。アルミ加工の削り、穴あけ・タップには最適な機械です。

長年使用していますが、メンテナンスを十分行っていますので、高精度を再現しています。

(注1)DNC運転とは、加工データをPC接続を通し機械に転送させながら運転を行う方法です。3次元加工になると某大な量の加工データになるためこの運転が力を発揮します。

NCフライス

大隈豊和2R-NC

 NC(注2)フライスです。工具本数は1本ですが、上記のマシニングセンターよりも力のある(剛性が高い)ものを使用しています。力がありますので深い削り出しなどで活躍しています。写真は大隈豊和2R-NCです。

(注2)NCとは英語の数値制御の略です。

汎用フライス

大隈豊和STM-2R

 汎用フライスです。主に本加工前段階の外形加工や仕上げ加工で使用しています。工具は主にアルミ専用のフルバック(注3)が付いています。上記NCフライスのNC制御装置がないものです。手動仕様ですが、これがないと仕事になりません。写真は大隈豊和STM-2Rです。

(注3)主に面切削にすぐれた工具で、刃には超硬チップがついています。アルミプラスではアルミ専用のフルバックを使用しているため奇麗な面切削が可能です。

3次元CAD/CAM

EdgeCAMを使用してモデリングした様子

 3次元CAD/CAMシステムの使用によって2次元加工はもとより、曲面などの加工ができます。ソフトにはEdgeCAM(Pathtrace社)を使用しています。これにより、お客様が設計したCADデータからの加工が可能となっています。受け取りデータのフォーマットはDXF、DWG、IGESとなっています。画像はEdgeCAMを使用してモデリングした様子です。

その他の設備

日本工機製のコンターマシンL250

 その他の設備には材料を切断するためのコンターマシンや穴をあけるためのボール盤が3台、ねじ切り用のタッピングマシーンがあります。写真は日本工機製のコンターマシンL250です。